旅のしおり/ travel bookmarks
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阿寒湖エリア / DATE 2019.09.12
釧路の魅力を探る
釧路港は1969年から9年間水場げ日本一を誇った歴史があります。それは、排他的経済水域が定められるまでの話。1967年には外国貿易高が初めて年間100億円を突破し、釧路港には外国船がひしめいていました。その頃から世界を巡る船乗りたちの間でまことしやかに囁かれていたことがあります。「釧路はマニラ、バリ島と並ぶ世界三大夕日だ」と。バリは七色に輝くサンセットで有名なリゾート地。それに並び立つ釧路のサンセットの魅力を余すことなく紹介します。
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函館・大沼エリア / DATE 2019.08.21
いち早く春が訪れる駒ヶ岳界隈
優美なシルエットの秀峰・駒ヶ岳を望み、浮島のシルエットが風光明媚な大沼国定公園。大沼・小沼・ジュンサイ沼という3つの湖沼と駒ヶ岳と周辺の豊かな森が織りなす風景は、表情を変えて目を楽しませてくれます。春は大沼が目覚める季節です。駒ヶ岳はゆるやかに白い雪化粧から新緑へと衣替え。湖畔には白い水芭蕉、木立には大きなこぶしの花が咲き誇り、ウグイスが春の訪れを歌います。いち早く春の訪れを感じられる大沼へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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サロマ・オホーツクエリア / DATE 2019.07.30
夏のオホーツク、歴史ロマンの旅
うだる暑さの中、ひとときの涼をもとめて水べりでゆったりした時間を楽しむ「川床」は夏の風物詩。同じように夏には「夜の秋」という季題があります。堪え難く暑い日中とは打って変わり、早くも秋の気配を感じるほど涼しいと思わせる夜は、道東の夏ならではのこと。そんなどこかノスタルジーを感じさせる道東には、歴史を紐解くような大人の旅が似合います。今回は道東に遺された遺跡からアイヌ文化よりも古いオホーツク文化を巡る旅。古に想いを馳せる、味わい深い夏はいかがでしょうか。1300年前の遥か昔、サハリンから道東の沿岸部にかけて、住み着いた民族がいました。海で狩りをする交易民族「オホーツク人」です。その存在が明らかになったのは1913年、理髪職人の米村喜男衛(きおえ)氏によるものでした。考古学を独自に学んでいた米村氏は考古学の権威であった鳥居龍蔵氏に出会い、アイヌ文化の存在を知ることとなります。アイヌ文化に非常に興味を抱くようになっていった米村氏は「実際に北海道を見てきてはどうか」という鳥居氏のひと言で、仕事道具であるバリカンと鳥居氏の著書1冊だけを手に北海道へ。米村氏の旅は当時の列車で行ける北海道の最終地点、網走へとたどり着きます。その網走川沿いには貝殻層があり調査を始めて見つかったのは、鳥居氏の研究室でも見覚えのある粘土紐を貼り付けた土器。鳥居氏に師事していた米村氏だからこそ、発見した土器がそれまでに見つかっていない全く新しい文化の足跡だと気が付いたのです。米村氏は最寄村で発見したことから「モヨロ文化」と命名。その後オホーツク海岸沿いに同様の痕跡が見つかることから「オホーツク文化」と名を変え、米村氏の孫・米村衛さんによって今も研究が続けられています。
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