春の阿寒湖で、見事な花を咲かせて私たちを愉しませてくれるのが、エゾムラサキツツジです。滝口周辺で赤紫色の花が咲き誇る様子は、豪華そのもの。一見の価値があります。また、この辺りで一番早く花を咲かせる樹木の一つとして、キタコブシの花があります。まるで木の枝に白いハンカチを結んでいるかのように見えますが、開花期間が短いため、見逃しがちです。もしも目にとまるようなことがあれば、その儚い花をゆっくり眺めてみてください。
時を同じくして、阿寒湖際の湿地帯では、ミズバショウが大群落を作り出します。本州では、高山帯でしか見られないこの花が、北海道では早春を告げる花として、普通に目にすることができます。阿寒湖周辺のミズバショウは、開けた湿地帯ではなく、うっそうとした森林の中で咲いているのが特徴で、真っ白な花と木立が落とす陰のコントラストが見事です。
これらの花たちが順に咲き続ける命のリレー、あなたはどこまで見られるでしょうか?