春の阿寒湖で、見事な花を咲かせて私たちを愉しませてくれるのが、エゾムラサキツツジです。滝口周辺で赤紫色の花が咲き誇る様子は、豪華そのもの。一見の価値があります。また、この辺りで一番早く花を咲かせる樹木の一つとして、キタコブシの花があります。まるで木の枝に白いハンカチを結んでいるかのように見えますが、開花期間が短いため、見逃しがちです。もしも目にとまるようなことがあれば、その儚い花をゆっくり眺めてみてください。
 時を同じくして、阿寒湖際の湿地帯では、ミズバショウが大群落を作り出します。本州では、高山帯でしか見られないこの花が、北海道では早春を告げる花として、普通に目にすることができます。阿寒湖周辺のミズバショウは、開けた湿地帯ではなく、うっそうとした森林の中で咲いているのが特徴で、真っ白な花と木立が落とす陰のコントラストが見事です。
 これらの花たちが順に咲き続ける命のリレー、あなたはどこまで見られるでしょうか?

 北海道の特に道東は、季節の変化がめまぐるしいですね。特に春。小さな仲間達の活動か活発になってきます。森の小径では、エゾリスに日中でも逢えますが、運が良ければ夕刻にかけての時間帯、ボッケで愛くるしいエゾモモンガの姿を見ることもできます。彼らは樹上で生活しますが、エゾリスと違って警戒心がさほど強くないので、カメラを向けても姿を消すこともありません。
 あのキュートな姿からは想像できないほどの敏速さで、木から木へと飛び移る姿にも驚かされます。エコミュージアムセンターでは、ボッケツアーを行っていますので、ぜひ参加されてみるのはいかがですか。

 北海道の特に道東は、季節の変化がめまぐるしいですね。特に春。小さな仲間達の活動か活発になってきます。森の小径では、エゾリスに日中でも逢えますが、運が良ければ夕刻にかけての時間帯、ボッケで愛くるしいエゾモモンガの姿を見ることもできます。彼らは樹上で生活しますが、エゾリスと違って警戒心がさほど強くないので、カメラを向けても姿を消すこともありません。
 あのキュートな姿からは想像できないほどの敏速さで、木から木へと飛び移る姿にも驚かされます。エコミュージアムセンターでは、ボッケツアーを行っていますので、ぜひ参加されてみるのはいかがですか。

 街全体が白く埋め尽くされる北海道の長い冬を終えて、誰もが待ち焦がれていた春がようやくやってまいりました。
 地面のあちらこちらから若々しい緑が顔を見せるようになったかと思うと、あっという間にその数は増えてゆき、野の草花も春を満喫しようと精一杯頑張っているように見えます。
 北海道の春は、待ち焦がれた者にとって、余りにも短く感じられます。春の気配が漂いはじめたかと思うと、まるで夏へと向かってあっという間に駆け抜けていってしまうかのようです。そんなつかの間の春を満喫するには、春を待って一斉に咲き乱れる花を愛でるのが一番ではないでしょうか。
 若々しい柔らかなグリーンにとけ込むように柔らかなイエローやピンク、そして清々しさを感じさせる純白の花々。ひとつひとつ眺めていても、決して飽きることがありません。そんなひととき、春を愛する気持ちを何よりもゆったりと感じることができますね。たとえどんな美術作品であっても、きっとこの命の美しさにはかなわないのではないでしょうか。
 春がラストスパートをかけるように過ぎ去ってゆく道東には、少し足を伸ばすだけで見応えのある花の名所が各地にあります。その土地その土地によって、花の種類も開花時期も様々。そんな中から、皆さまにぜひ愉しんでいただきたい花の名所を幾つかご案内致します。

 毎年4月29日は阿寒湖の湖水開きのイベントが開催されますが、その前に行われるのが、砕氷作業です。これは、湖水の氷が薄くなった頃を見計らって行われます。
 ある程度の航路が確保できたところで、期間限定の遊覧船運航がスタートします。砕氷シーズンの運行は束の間ですが、砕けた氷がぶつかり合う音が聞こえてくるその迫力にお客様は大喜びです。氷の残る湖で遊覧船に乗ることができるのは、ここだけではないでしょうか。ぜひ一度体験してみてください。

 今年の1月まで実施されていた「ぐるっと湯めぐり」が、間もなく本格的に始まります。阿寒湖温泉とオンネトー野中温泉の17施設と観光汽船をポイント制で利用できるぐるっと湯めぐり帳を、阿寒湖温泉旅館組合で発行致します。
 それぞれに成分や効能の異なる阿寒湖温泉と野中温泉。また加盟施設のそれぞれ趣の異なる温泉をゆったりと堪能してください。それぞれに異なる利用ポイントをうまく活用して、ぜひあなたも湯めぐり帳片手に、温泉巡りを楽しんでください。

 定例のワイン会が、2月26日サロマリゾートで初めて開かれました。
 前回の鶴雅でのテーマは、「十勝ワインで地場産のチーズを愉しむ」というものでしたが、今回はフランスのブルゴーニュ地方のワインを中心とした構成となりました。この企画を担当したソムリエの島津は、「日頃、店頭で見かける機会の少ないブルゴーニュのワインをもっと知っていただきたいと思いました。出逢いの少ないワインなので、高いイメージがあるかも知れませんが、良いものを安く提供しているこのワイン会をきっかけに、もっと身近に感じていただけたらと思います」と言います。 

 最初に、島津がワインの語り部として今回ピックアップしたワインについての簡単な説明と、テイスティングの秘訣について語りました。その後、テーブルに並ぶブルゴーニュのワイン10種類を自由に飲み比べできます。料理も通常メニューとは異なり、ワインに合わせた地中海風のものが揃いました。ほろ酔い気分になったところで、3種類のワインの中からブルゴーニュ産のワインを当てるテイスティングコンテスト。挑戦者5名のうち、なんと3名が正解しました。また、ワインについてのクイズがあったりと、和やかなムードの中、少しの知識と食事、そして美味しいワインに囲まれて、ワインの夕べはふけてゆきました。

 今回は、ワインの話からちょっと横道にそれてみましょうか。
 みなさんは、ソムリエの三種の神器をご存じですか?ひとつめはダブリエと呼ばれる丈の長いサロン。制服なんかではありません。ソムリエならではのもので、様々な素材のものがあり、イベントなど儀礼的な時には、黒い革のものを着用します。そして、長い鎖で首からぶら下げている、丸くて浅いタストヴァンというカップ。だれですか?携帯用灰皿なんて、おっしゃるのは。これは現在ではソムリエの象徴としてのシンボル的役割を果たすものです。使っている場面を見る事はまずありませんが、本来はこのカップを使って、ワインの味を確かめるのだそうです。三つ目はソムリエナイフ。さっと取り出し、ワインの封を切るナイフです。タストヴァンもソムリエナイフも、ソムリエになって初めて持つことを許されます。ですから、一人前になると、まずこの三つのグッズを購入するのです。ソムリエごとに愛着と個性のあるこの三種の神器を見ていると、ソムリエの個性も見えてくるかも知れませんね。

 最近、耳にする機会が多くなった“スローフード”という言葉。ファーストフードの逆の意味、くらいに考えていませんか?実は、もっと深い意味があるのです。
 たとえば、ジャガイモひとつにしても、様々な品種があり、その品種や作られる地域によって品質が異なるものです。煮物に適したもの、揚げ物に適したもの、塩ゆでが一番美味しいもの…それぞれに合った調理法があります。“スローフード”とは、ただ単にゆっくり時間をかけた食べ物という意味ではなく、素材の持ち味を生かして、それに合った調理法で美味しく食べようという発想から生まれた動きのこと。 
 そのためには、素材の持ち味を知り尽くしていなければなりません。サロマ湖鶴雅リゾートでは、スローフードの精神を取り入れた新しい試みとして、地元で生産された減農薬・減化学肥料の新鮮な農産物を積極的にメニューに取り入れようと動きだしました。生産者から直接生の声を聞き、食材の特徴を熟知した上で、メニューを組み立てること、またそれに合わせて生産者に必要数の作物を生産してもらうところから始めたのです。

 2月21日に地元生産者の代表者らと開かれた会議では、常呂町で作られている作物のリストをもとに、今年の作付け量を決めるための綿密な話し合いがされました。常呂町で作られる玉ネギに10種類以上もの品種があること、ジャガイモの品種ごとの味の違いや食材としての性質など、生産者からの生の声でなければ知ることのできない貴重な情報に、参加した料理長も熱心に耳を傾け、お互いプロとしての質疑応答が交わされました。
 3月上旬にはビニールハウス内で早期出荷品種の玉ネギの作付けも始まりました。春を迎えて、いよいよ地元の食材がテーブルを彩るこの計画がスタート。夏へと向けて、地元産の食材が順次、皆さまの前に姿を見せることでしょう。

 生産者との集まりをもって初めて知った事は、本当にたくさんありましたね。常呂町で20種類以上の作物が作られていることは、正直驚きでした。肥沃で柔らかな土壌のため、長芋やゴボウなどの根菜はアクが少なく、柔らかなものができますし、涼しくて湿度の少ない気候のおかげで、キャベツやレタス、白菜などの葉ものも減農薬で生産することができるそうです。
 これらの新鮮で上質な食材をどう調理するか、それぞれの持ち味をいかに生かして仕上げるか、プロとしての腕の見せ所ですね。ドキドキというよりわくわくしています。
 まずは、サロマ湖鶴雅リゾートの朝食は減農薬・減化学肥料の食材です、というところから始められればと思っています。テーブルに並んだ料理を目にした時、それらを召し上がっていただいた時に、いい意味でお客様の期待を裏切れたらと、今から思っています

 林さんは、岐阜県から常呂町に入植した祖父母を持つ開拓者の三代目です。幼い頃から耳にしてきた入植にまつわる話を語り継いでゆけたら…と、サロマ湖鶴雅リゾートでの語り部となりました。
 仕事の合間を縫って、北海道に入植してきた人々の足どりを調べ、ひとりひとり訪ねて書き溜めた資料はノート2冊分、録音テープ20本近くにまで上るといいます。そうした資料をまとめた本も作りました。
 語り部の集いでは、自分の家に代々伝わる話を中心に、参加者との世間話を交えながら北海道移住のなりゆきについて語っています。そして話の最後に、林さんはこう語ります。「今晩、おやすみになる前に、親のことを思い出してください」この言葉を心に参加者たちは、それぞれの夜を過ごし、旅の帰途につくのです。